山田悠介
作家紹介文
若者から圧倒的支持を受ける山田悠介。『アンパンマン』のように最後には必ずハッピーエンドが待ち受けているという作品はほとんどなく、報われないオチが多い。『リアル鬼ごっこ』などはその典型だろう。おそらく今20代前半の方なら彼の作品に一度ははまったことがあるのではないだろうか?『リアル鬼ごっこ』を私は中学生の時に読んだのだが、本当に衝撃だった。こんなにも面白い小説読んだことがないと。江戸川乱歩中毒に陥っていた私ですら楽しめたのだから、その他の中学生がはまらないわけがなかった。最後に一言どうしても伝えたいことがある。山田悠介は若者向け、もっといえば「おこちゃま向け」というイメージがどうしてもある。もうこんな年にもなったから山田悠介は読めないな・・・なんて思わずにぜひ他の作品も読んで頂きたい。『リアル鬼ごっこ』以外にも『スイッチを押すとき』『モニタールーム』は絶対に読んだ方がいい。
出身
東京都
出身大学
高卒
受賞・候補歴
特になし。ただ多数作品が映画化、漫画化、ドラマ化されている。
個人的おススメ代表作
リアル鬼ごっこ
その他作品紹介
リアル鬼ごっこ
山田悠介のデビュー作。山田悠介を知っている人なら間違いなくこの作品を読んでいると思います!山田悠介の中で個人的に一番おススメです!(漫画化、映画化)
パズル
「校舎内にちりばめられたパズルを完成させないと人質の命はない。」学力主義の象徴とも言える超難関学校に突如現れた覆面集団。彼らはなぜこのようなことを起こしたのか?完成したパズルに描かれていたものとは?(映画化、ドラマ化、漫画化)
ライブ
完治不可能とされた病気にかかってしまった愛する母親をもつ主人公。あるレースに参加するとその病気の特効薬が手にはいると分かり、参加を決意するが、それは過酷すぎるデスレースであったのだ・・・。(映画化)
スイッチを押すとき
スイッチを押すとそれを持つ者は死んでしまう。「人はどのような状況下で自らの命を絶つのか」を研究するために四人の子供たちはスイッチとともに七年間も実験施設に閉じ込められていた。やっとのことでなんとか脱出するも彼らを待ち受けるのは悲劇でしかなかったのである・・・。(映画化、ドラマ化、舞台化)
レンタルチルドレン
あなたがもしも親なら愛する子供が死んでしまった時耐えられない悲しみに襲われますよね?そんな中その子と全く同じ子をレンタルできるというサービスを知った時、あなたはその子をレンタルしますか?
モニタールーム
これは2、3行で説明したくないのでぜひ次のページにとんであらすじを読んでください!個人的に山田悠介の中でNO.2です!!
メモリーを消すまで
記憶を管理された世界にあなたは住めますか??この世界では悪いことをした場合、罰として記憶が抹消されてしまうらしいです。ただ中には消してほしい記憶もありますよね・・・。
ドアD
あるテニスサークルの集団がある密室に拉致された。窓ひとつなく唯一目の前に扉があった。次の部屋にいくためにはどのドアをくぐる以外に方法はない。だがその扉をあけるためには必ず一人が命を捨てなければならなかったのだ・・・。(漫画化)