麻耶雄嵩
作家紹介文
なぜ京都大学工学部というバリバリの理系人間にこんなにも面白い作品がかけるのかと甚だ疑問でならない。面白いのだ、本作家の作品は。あまり推理小説、ミステリー初心者ですって方にはあまり本作家の作品はおススメしない。『鴉』などは、比較的ミステリーを愛読している私でさえ一度では内容を完全に理解することはできなかった。ただ『蛍』のほうは読みやすいうえに、かなり面白いオチが隠されていたので、叙述トリックがあらわになった時の興奮といったらいまだに忘れていない。個人的にかなり悲しいことではあるのだが、江戸川乱歩を今の世代の人が読んでみようと思う方はあまりいないと思う。少なくとも学生で江戸川乱歩を読もうと思える方はかなりの変人であろう(笑)私は麻耶雄嵩を「現代の江戸川乱歩」と勝手に呼んでいて、文字通り、江戸川乱歩のように、典型的なミステリー小説を書いてくれるのである。
出身
三重県
出身大学
京都大学工学部
受賞・候補歴
本格ミステリ大賞、日本推理作家協会賞
個人的おススメ作品
蛍
その他作品紹介
蛍
本格ミステリーが大好きな方はぜひ読んで頂きたいです!館、隠し部屋、猟奇的殺人者、どれもそろっていますが、かなり驚くどんでん返しも用意されています!ぜひ騙されてください!
鴉
1988年度の「本格ミステリベスト10」の1位を受賞しています!推理小説とかミステリーをある程度読んでから本作品を読むことを強くおススメします。私も二度読みました。叙述トリックが濃厚すぎて一度じゃ私の舌じゃ理解できなかったので(笑)