貴志祐介
作家紹介文
貴志祐介を『悪の教典』の作者だというのが最も伝わりやすい表現であろう。伊藤英明さん等主演により、本作が映画化されるときいた時、正直楽しみと不安の二つの気持ちがあった。不安というのは当然この小説がもつ面白さをうまく描けるのかというものである。映画をみた方ならその多くが思ったかもしれないが、たんなるグロテスクな映画だと思ってしまったのではないだろうか？『悪の教典』はたしかにかなりグロい。なにしろ学校の人気教師が自分の生徒を皆殺しにしようとするのである。だが、個人的に私が最も強調したいのが、たんにグロい作品なのではなく、グロテスクではあるが、同時に読者が喜ぶ小説としての醍醐味がきちんとふくまれているという点である。AEDのくだりは感動した。『悪の教典』の他にも日本SF大賞を受賞している『新世界より』や嵐の二ノ宮君主演で映画化されていた青春ミステリー『青の炎』など様々なジャンルの小説を描いている。
出身
大阪府
出身大学
京都大学経済学部
受賞・候補歴
日本ホラー小説大賞、日本推理作家協会賞、日本SF大賞、山田風太郎賞など
個人的おススメ/代表作
新世界より
その他作品紹介
新世界より
日本版ハリーポッターみたいな感じです。めちゃくちゃ面白いです！
硝子のハンマー
日本推理作家協会賞受賞作品です！
鍵のかかった部屋
嵐の大野君主演でドラマ化されていたやつです！
ダークゾーン
本を読みながらここまで文字を映像化しながら楽しめた作品はありません。
悪の教典
学校一の人気教師ことハスミン。その容姿から特に女子生徒から熱烈な支持を受けていた。しかし、実は彼は猟奇的な男であったのだ。彼はある日、学校で大量殺人を行うことを決めるのだが、殺す対象は学際の準備をしていた自分のクラスの生徒たちであったのだ・・・。
青の炎
嵐の二ノ宮君主演で映画化されています！
天使の囀り
アマゾンへ調査に行ったメンバーが次々と日本で謎の死を遂げた。ヒロインの彼氏高梨は死ぬことを最も恐れていたにも拘わらず、まるで死に魅せられたように死んでいった。アマゾンで一体何が起こったのか？貴志祐介がおくる新感覚ホラー。
黒い家
日本ホラー小説大賞受賞。保険会社に勤めるある男性に起きた恐怖。ある夫婦の保険金の支払いを拒絶してから彼の人生は大きく変わった。命を奪われる恐怖に直面することになってしまったのである。