国友隆一
セブンイレブンのおにぎりは、なぜ、１日４００万個売れるのか
本書のタイトル、なぜセブンのおにぎりはここまで売れるのか？簡単にまとめると、セブンイレブンが本当に美味しいおにぎりを 作ろうと努力をしているからである。あまりに簡潔な答えで申し訳ないが、本当にそうなのである。例えば、おそらく一度は口にしているであろうセブンの赤飯おにぎり。実はこれを 開発するのにかなりの苦労があるのだ。またそもそもおにぎりをセブンイレブンで売ろうとした当初は会社の中でも猛反対にあったらしい。なんでコンビニエンスストア っていうおしゃれなお店でおにぎりを売るのかと。コンビニが日本にできた当初はおしゃれなものとして認識されていたので、おにぎりという古臭いものを売るのは ナンセンスだったのだ。実際、役員の懸念通り、おにぎりが販売されても売れ行きは全くよくなかった。今では考えられないことである。私達が普段今のセブンイレブンのおにぎり を美味しく食べられているのは、文字通り、セブンの血と汗の結晶なのである。セブンイレブンを就活先として考えている方におススメの一冊である。