ミステリー・推理小説等

狩野みき

世界のエリートが学んできた「自分で考える力」の授業

人間というものは考える能力があるのに意識しないと考えることをしようとしない。駅からの帰り道を思い返して欲しいのだが、音楽を聴きながら文字通りぼーっと帰っているのではないだろうか?もちろん、多くの人がそうしているだろうから、非難するつもりはない。だが社会で活躍している人の多くは間違いなく、この「考える時間」を大切にしている。では具体的に何を考えればよいのか?その答えは以外にも簡単である。例えば、朝学校に着ていく洋服を選ぶ際に、「なぜ私はこの黄色の服ではなく、こっちの黒い服にしたのだろうか」と自問自答するのである。それに対する答えは例えば、「今日好きな女の子に会うのだが、その子が黒色が好きだから」だとか、「今日は寒いから黄色の洋服よりも黒い長袖のシャツの方が温かいから」と理由を考える、ただそれだけでよいのである。かなり簡単なことではないだろうか?だが、この常に何かをする際、「なぜ?」を意識すると考える習慣ができるので、ぜひ今日から実践して頂きたい。最後にもう一つ、これはかなり重要なことである。それは日常で違和感を覚えたときにその感情を掘り下げることである。具体的に説明しよう。例えば、女の子にある時、自分が着ている洋服を馬鹿にされたとしよう。その時、腹を立てたとする。嫌な感情だからすぐさま消し去りたいだろうが、その前に「なんで私はあの女の子に馬鹿にされて嫌な気持ちになったのだろうか?」と自問自答するのである。もしかしたら、その女の子のことが好きだったことに気づくかもしれない。このように日常における違和感、「あれ?」って思ったらすぐさま「なんで今あれっと思ったんだろ?」と自問自答すること。これをすることで、気が付けば「考えられる人間」になっていることであろう。

世界のエリートが学んできた自分の考えを「伝える力」の授業

 


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